「類は友を呼ぶ」というのか分からないけど、僕の友達にも目立った趣味のない人がけっこういる。
そういう友達に「もし連休があったら何がしたい?」なんてことを聞くと必ずと言っていいほど出てくる答えがある。
それは、「旅行に行きたい」。
確かに、もし何日か連休があったら僕もどこか遠くの温泉でも行ってのんびりしたい…と思う。
そうしたら日頃の疲れも取れるし、いろいろリフレッシュもできていいだろうなぁ、という気はする。
でも、例えばこの間の連休に本当は何をしていたか聞くと、その答えは
「ずっと寝ていた」「買い物に行った」とか、そんなありきたりな返事ばっかりだ。
確かに、旅行に行くならお金もかかるしそう毎回休みのたびにどこかに行くのも難しい。
でも、その「旅行に行きたい」って言っている奴のほぼ全員がここ半年は旅行なんてしていない事実がある。
それを思うと、「休日にリフレッシュしたい」と言いつつそれは言っているだけなんだと思える。
それに、旅行ってのは不定期にやるものだから普通の趣味とは違う。
やはり「趣味」と言うからにはある程度定期的にやっていないとおかしいだろう。
「旅行が趣味で」なんて言っている人もいるが、そういう人はある程度定期的にどこかに出かけているものだ。
別に長距離でなくても、日帰りでちょっと足を伸ばしてどこかに行く、というのを繰り返している。
だから、ごくまれに、年一、二回くらいしか行かない人の「旅行に行きたい」はただの現実逃避的な願望かもしれない。
もっと「休日には毎回これをする」的な何かがあれば休日のクオリティも上がるような気がする。